| 関西花しるべ２ Flowers Guidance 2 | 秋の野 | アキノノゲシ |
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ノゲシの仲間のうち、春に咲くハルノノゲシやオニノゲシは黄色い花をつけるが、
秋に咲くアキノノゲシはクリーム色の花をつける。 鮮やかな黄色ではなく、控えめなクリーム色であるところが、いかにも秋らしさを 感じさせる。 秋に田んぼの土手で咲く花は、何度も草刈に遭わざるをえないので、なかなか大きくは なれない。 見方を変えれば、草刈に遭って伸びる間がなくても、花をつけ子孫を残せるから、 土手に生き残っているとも言える。 アキノノゲシも、図鑑には「高さ120cm」などとあるが、背が低いまま花をつけている 個体が多い。花を覚えたての人は、きっと、図鑑を見て首をひねっていることだろう。 このアキノノゲシは川岸に生えていたため、草刈から逃れられたと見え、のびのびと 手足を伸ばすようにして花を咲かせていた。 ［分布］北海道〜九州、琉球、アジア東部 ［花期］8−11月 |
