冬里
冬里 メモラブル写真展（2023年12月）
田んぼがいちめん霜に覆われ、少し伸びている草も、うっすらと白く化粧を施したようです。
そんな中、すっくと立ちあがったセイヨウタンポポの冠毛が、印象的でした。
冬の里の空気感を感じてもらえるよう、少し色を押さえました。
（兵庫県宝塚市 2022年04月10日 KP 85mm f8 AWB）
<= 2022年12月 目 次 =>

撮影雑感：
2022年−23年の冬は、三田の里山の田んぼに行って、12月、1月、2月と3回、霜の景色を撮りました。
少し刈り残された草があり、降りた霜に朝日が当たると、とても美しい景色になります。

12月には花を付けていたセイヨウタンポポでしたが、1月には実になり、白い冠毛を広げていました。
その冠毛に、帽子をかぶったように霜が降りています。

そんなタンポポを、横から俯瞰的に撮った一枚を、2023年末の「メモラブル写真展」に出展しました。
ペンタックスの画像仕上げ「里び」を使用し、実際より、色を押さえた仕上げにしています。
タイトルの「冬里」は造語です。ありそうで、無い言葉です（固有名詞として使われている例は幾つかありますが）。