| 関西花しるべ２ Flowers Guidance 2 | 初夏の木々 | ホオノキ |
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葉っぱも、花も、ひときわ大きいホオノキの木が咲き始めると、そろそろ春が
終わって、初夏になってきたのだな、ということを実感する。 特徴がはっきりしているので、山の中に１本でもあれば、すぐにホオノキと わかる。花が咲いていれば、なおいっそう目立つ。 遠くからはよく目立つホオノキの花だが、高いところにつけるので、なかなか、 近づいて見ることができない。しかも、咲いた花は、３日目には散ってしまうので、 ちょうどいいタイミングに出会うのも難しい。 運良く、橋のすぐそばにあるホオノキの木を見つけた。近くから、しかも、上から ホオノキの花を見下ろせる。 写真の花は、咲き始めて２日目か３日目か、折からの雨に打たれて、しべを散らし 始めていた。 初夏の青空に、抜けるように咲いているホオノキの花は見ていて気持ちがいいが、 こんな、しっとりとしたホオノキも花の風情も捨てがたい。 ［分布］北海道〜九州、中国 ［花期］5−6月 |