| 関西花しるべ２ Flowers Guidance 2 | 晩秋を飾る | リンドウ |
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晩秋を飾る花、リンドウ。この花が咲き始めると、いよいよ秋も深まったことを実感
させられる。 山道のわきや、田んぼの土手、石垣などに、割合よく見かける。 リンドウをあまり見なくなったと思っていた時期があったが、それは、単に私が出不精で、 寒くなってくると閉じこもっていただけだった。10月の後半から11月、出かけてみれば、 リンドウに出会う機会は多い。 日が当らないと、ソフトクリームのような形の蕾のまま、閉じている。 早春の花にも、日が当らないと咲かない花は多いが、虫たちが活動する晴れた日中だけ 咲かせ、あとは、寒さから大事なおしべやめしべを守っているのだろう。 写真は、草刈あとの田んぼの土手に伸びたリンドウで、ちょうど、スポットライトのように そこだけ日が差していた。 直射日光の下では、葉っぱが光ったり、コントラストがきつくなりすぎて、冴えない写真に なりがちだが、一方で、うまく光を捉えられれば、曇りの時より、遥かに印象的な写真になる。 ［分布］本州〜九州 ［花期］9−11月 |
