アッケシソウ
<2021年10月>（霜降） アッケシソウ

アッケシソウ
岡山県にもアッケシソウの自生があると知って、紅葉の時期を待って、訪れた。
保護された群落は、見事に赤く染まっていたが、柵があり、近寄れなかった。
でも、移植されて群生している公園があり、間近で見ることができた。
（岡山県笠岡市 2020年10月18日 KP z85mm F8 sRGB WB=オート）
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撮影雑記：
アッケシソウは、北海道の厚岸（あっけし）海岸に自生している群落が有名で、その名前も、 厚岸にちなんで付けられました。

海岸の水辺など、塩分が濃い水辺に自生する塩生植物のひとつです。
花はとても地味ですが、植物体全体が赤く染まる紅葉が見事です。

そのアッケシソウは、瀬戸内にも自生があり、かつては、塩田のほとりに、群生していたそうです。
今は、ほとんどは絶えてしまい、かろうじて残った浅口市の自生地が保護されています。

訪れてみると、こんな感じで、赤く染まった群落が広がっていました。



しかし、柵でしっかり仕切られているので、あまり近づけず、望遠で群落を狙うしかありません。
赤と言うより朱色に近いでしょうか。それにしても、絨毯のようですね。



さて、浅口市のお隣の笠岡市の公園には、移植されて、あたかも自生のように群生している 場所があります。
こちらは、近寄って、手に取ることも可能です。



塩分を含んで膨らんだ茎全体が、紅葉します。
アップで見ると、赤い芋虫みたいで、あまり、かわいくはないですね。



ところどころ、まだ紅葉していない、緑の個体もありました。



キラキラ光るのは、干潟の海水です。
長い年月をかけて、海水の浸るところに生息するように進化したんですね。
不思議な植物もあるものです。



もちろん、花も咲きますが、ほとんど目立たず、これが花？というような花です。
そんな花でも見てみたいので、次は、8月ごろ、花の時期に訪れようと思っていたのですが、 今年（2021年）は、緊急事態宣言中で、タイミングを逸して、行けませんでした。

来年こそは、タイミングを合わせて、花を見に行ってみたいです。