<2022年8月>（処暑）

サギソウ

サギソウ

里山の湿原の夏には、涼し気な、サギソウの白い花がよく似合う。 草むらの林の中を、飛ぶように咲くサギソウ。 涼しそうなのは見た目だけで、実際は、汗だくでの撮影だ。

（兵庫県丹波篠山市 2021年08月29日 KP z53mm F8 sRGB WB=オート）

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撮影雑記： 最近、ところどころで、里山の湿原の復元の試みが行われています。 復元した湿原には、サギソウが咲くようになります。 サギソウは、湿原さえあれば、当たり前に咲く花なんですね。 さて、今回、写真を撮った場所は、復元された湿原ではなく、ため池のほとりが湿地化した場所です。 しかし、ほんとうに、不思議な形です。誰が見ても、白い鳥が飛ぶ姿にしか見えません。 湿地なので、イグサ科やイネ科などの細い草が、いっぱい生えています。 サギソウを撮るには、ちょっと邪魔だなあと思ったのですが、いっそ、草も入れて撮ってみたら？ 案外、いい雰囲気です。 林の間を飛ぶシラサギのようじゃないですか。 ホシクサの間に、ぽつんと、一輪咲くサギソウ。 林の上を舞うシラサギを、上空から俯瞰で見たようでした。