さあ、春だよ （シハイスミレ）

第4回豊楽会・作品1

まだ緑少ない雑木林の下に、いち早く花をつけるシハイスミレ。 もうじき、本格的な春がやってきます。

（滋賀県朽木村 2005年04月23日 *istD FA Macro 50mmF2.8 f6.3 WB太陽光）

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撮影雑感： 第3回でしばらく中断していたグループ写真展「豊楽展」を数年ぶりに再開することになり、 私も参加することになりました。 特にテーマは定めない写真展なので、各自、得意分野の写真を出します。もちろん、私は 野花の写真です。 作品はひとり3点なので、ここ1年くらいに撮った中から、春、夏、秋の季節ごとの花をそろえる ことにしました。 なるべく身近な花の写真から選ぶことにして、夏と秋の作品（作品2、作品3をご覧ください）は すんなりと決まったのですが、春の作品がなかなか決められません。 結局選んだのが、この、シハイスミレでした。 シハイスミレではありますが、ちょっと、普通とちがうシハイスミレです。 葉の裏が紫色（ゆえに「紫背スミレ」と言います）が特徴ですが、この時見つけたのは、葉の表まで 濃い紫色に染め上げられたシハイスミレでした。 図鑑で調べたら、ちゃんと、名前があるんです。ハグロ（葉黒）シハイスミレと言うそうです。 そりゃあ、まあ、葉の色が濃いので、それを黒と言えなくもないでしょうが、もうちょっと別な名前は つけられなかったのかなあ。 名前はともかく、春の雑木林に咲く、可憐な花には変わりありません。 今年も、楽しい季節が始まったことを、教えてくれます。