ヤマモモ ギャラリーArte Spazio 公募展：ことのは
子供の頃、みんなで実を取って食べた、ヤマモモの木。
いつの間にか、周りの木が大きくなって、すっかり埋もれてしまっていました。
枝も、幹も、ぼろぼろになったヤマモモの木を前に、少し、寂しい思いがしました。
（愛知県新城市 2010年08月28日 K-7 35mm f5.6 AWB）
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撮影雑感：
今回のテーマは「ことのは」。
写真に、詩や短い文を添える、というもの。

なかなか、難しいテーマです。
さて、どうしたものか？今回は、パスするか？

悩んでいたら、ふと、この、故郷のヤマモモの木のことを思い出しました。

子供の頃、ヤマモモの実は、取っておきのデザートでした。
大木の高いところに実が生るので、子供たちだけでは、実を取ることができません。
大人と子供が一緒になって、みんなして、ヤマモモの実を取り、その甘酸っぱい実を ほうばったものです。

成人して、故郷を離れて、久しぶりに見た、そのヤマモモの木は、子供のころに見た 大木ではなくなっていました。
周りに植えられたヒノキが伸びて、すっかり埋もれてしまい、勢いを失った枝の多くは枯れて、 疲れ果てた老人のようでした。

そんなヤマモモの姿を、公募展の2年前に撮って、ブログにもアップしていました。
（→野花の歩録：ヤマモモ−朽ちてゆく思い出）

すぐさま、写真に文字を入れて、応募しました。