<2007年5月>（立夏）

スミレ

スミレ

アスファルトの舗装が古くなった田舎道では、土手との境目に、よくスミレが咲いている。 少し乾いたような環境が、スミレに合うのだろうか。 道端の小さな花のブーケは、日差しを浴びて元気いっぱいだった。

（兵庫県宝塚市　2007年04月30日 K10D 35mm F8 sRGB WB=オート）

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撮影雑記： スミレの仲間は、どういうわけか、こういったアスファルト道路のふちによく咲いています。 時には、誰かが植えたかと思うほど、ずらっと並んで咲いていることもあります。 スミレの種子は、はじけて飛ぶことで分布を広げますが、それだけでなく、種子には蜜もついて いるので、アリが巣に運ぼうとして、さらに分布を広げるそうです。 また、ふつうの花が終わったあと、閉鎖花といって、開かないまま自家受粉するタイプの花を つけるので、種子もたくさんできます。 そんなわけで、アスファルトの隙間にならんでスミレが咲くのでしょう。 小さくてかわいらしいけれど、なかなかたくましい花ですね。