<2019年12月>（冬至）

ハス

ハス

水面に並んだ枯れ姿を予想して蓮池に行ってみると、水がすっかり抜かれていた。 半乾きの池の底に、枯れて横たわるハスの葉。 思いがけない姿に最初は戸惑ったが、撮影しているうちに、その姿に惹かれていった。

（京都府亀岡市 2018年12月16日 KP z55mm F8 sRGB WB=オート）

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撮影雑記： 冬、池の水面に立ち並ぶ枯れたハスの葉。 そんな、風景写真では定番の写真を撮ろうと思い、亀岡のハス池にやってきました。 ところが… なんと、池の水が抜かれており、蓮池は、すっかり干上がっていました。 顕わになった、黒々とした池底の泥。 わずかに残った水が小さな水路を作る中、枯れたハスの葉が横たわっていました。 色を失ったような、不思議な世界です。 水のない池全体に、枯れて折れ曲がったハスの茎が、林立しています。 向こうの山には、まだ、朝霧が残っており、ちょっと不思議な景観でした。 鉄分の色で赤茶けた細い水路が、印象的でした。 干上がった池はあまりきれいじゃないし、最初は、どうしたものかと戸惑いながらも、 けっこうおもしろい写真が撮れたと思います。 肉眼で見たら汚く見える風景も、写真に撮ると、意外と汚さが消えて、印象的な絵に なるんですね。