<2022年7月>（大暑）

ノギラン

ノギラン

田んぼの水路わきに、ノギランが、点々と穂を延ばして咲いてた。 夏の暑い盛りに咲く、数少ない花のひとつ。 見た目だけでも、ちょっと涼しい気分を味わえた。

（兵庫県小野市 2021年07月17日 KP z53mm F8 sRGB WB=オート）

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撮影雑記： 小野市の郊外、ため池や田んぼなど、里山の風景が広がる中、ちょっと車を停めて、田んぼ道を 歩いてみました。 ８月の後半になれば、ため池のほとりにミソハギの濃いピンク色の花が咲きますが、さすがに まだ早いようです。 何も咲いてないかなと思いきや、小さな水路の脇に、ノギランの花が、点々と咲いていました。 土がむき出しの土手に咲いているイメージの花ですが、こんな草むらにも咲くんですね。 横長の構図で、何とか全体の姿を入れようと、上から撮り下ろしてみましたが、やっぱり、 下の草がごちゃごちゃしてしまいました。 アップなら、いろいろ撮れるのですが。 写っていませんが、ノギランは、地面近くに細長い葉っぱを広げています。 草刈りのタイミングが、ちょうど、ノギランにはよかったのでしょう、他の草が 伸びる前に、花を延ばして咲くことができました。 ノギランは、以前はユリ科に分類されていましたが、新しい分類体系のAPG分類では、 キンコウカ科に分類されます。 そして、キンコウカ科は、ヤマノイモ目に含まれます。 つまり、ノギランはユリよりヤマノイモに近い仲間、だったんですね。 新しい分類体系は、なかなかおもしろいのですが、新しいバージョンが出るたびに、ちょっとずつ 科の範囲が変わったり、科名が変わったりの変更があって、少し混乱しています。 落ち着くには、まだ、10年くらいかかりそうな印象です。