2025年白露 a－ボタンヅル

<2025年9月>（白露）

ボタンヅル

ボタンヅル

白いふわふわのかたまりが目に飛び込んできた。
モンスターのようなボタンヅル。道路脇のフェンスを覆いつくしている。
もはや、フェンスの存在すらわからない。野生の力、おそるべし。

（兵庫県丹波篠山市 2022年09月03日 KP z53mm F11 MPオート）

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目次

2025年秋分 =>

撮影雑記：
秋の野花は、ボタンヅルとセンニンソウの、２種類の白いつる草の花から始まります……と、勝手に思ってます。

どちらも、木や網、フェンスなどに絡んで、緑の葉っぱだけの時は目立たず、突然、たくさんの花を咲かせるので、びっくりします。
真っ白な花を咲かせるのがセンニンソウ。そして、淡いクリーム色の花を咲かせるのが、この、ボタンヅルです。

ここのフェンスには、あきれるくらいの、大きな塊になったボタンヅルが咲いていました。
いろんな表情の花を切り取り放題です。

ブーケの様な表情。

つる草らしい表情。

やや見上げた表情。

冬になったら、ふわふわの綿毛の実が生るボタンヅル。
さぞかし、見事な姿になるだろうと、楽しみにしていました。

ところが、冬の日、満を持して見に行ったら、あれれ？フェンスが新しくなっていて、絡んでいたボタンヅルが、きれいさっぱり刈られていました。

とほほ、ですが、しかたありません。
また、いつの日か、たくさんのボタンヅルの咲く日がやってくることを期待です。

翌年、翌々年、ボタンヅルはありませんでした。
最近気が付いたのですが、ボタンヅルやセンニンソウの仲間は、満開の花をつけた場所に、翌年行ってみても、咲いていません。
どうやら、数年かけて株が成長し、花を咲かせたら、その株は枯れてしまうようです。