予期せぬ出合い （サンカヨウ）

第5回豊楽会・作品2

林道のカーブを曲がると、6月というのに、雪渓がまだ残っていました。 そして、そばには可憐な白いサンカヨウの花が咲いているではないですか！ 思いがけない出会いでした。

（兵庫県但馬地方 2006年06月04日 *istD FA Macro50mmF2.8 f8 WB太陽光）

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撮影雑感： 2つ目の出会いは、季節外れのサンカヨウ。 2006年は、関西ではまれに見る雪の多かった年でした。 もう6月だというのに、標高1000m足らずにも係わらず、まだ、残雪がありました。 その、残雪の向こうに咲いているのは、サンカヨウの花でした。 くぼんだ崖の一角、ほんの数株ほどですが、白い花が、こちらを見て微笑んでいるようでした。 信州や、北関東、東北などへ行けば、ちょっと山に登れば、サンカヨウなど当たり前に咲いている 花です。 でも、関西で出会ったサンカヨウは、同じ花なのに、ひとしおのものがありました。 よくぞ、ここに咲いていてくれた！そんな、思いです。 おそらく、例年なら、とっくに花は終わっていたでしょう。 残っていないはずの残雪があったからこそ、出会えたんです。 次の年、2007年、もっと早い季節に行ってみたのですが、サンカヨウは、僅かな葉があるばかりで、 花は陰も形もありませんでした。 2008年は、雪が多かったので期待できたのですが、行きそびれてしまいました。 でも、いずれ近いうちに、また、このサンカヨウに会いに行きたいと思っています。