厳海

第6回豊楽会・作品1

北風寒く、波騒ぐ海。 怯まぬ釣人ふたり。

（2006/12/03 和歌山県・日ノ御碕 K10D FA Macro50mmF2.8 f8 WB 5000K）

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撮影雑感： 第6回豊楽会も、第5回から約半年後でした。 さすがに、参加3回目ともなると、花からちょっと離れようと思い、ちょうど、気に入った 海や鉄道の作品が撮れたので、それらを出展しました。 12月の初頭、海岸に咲く花を求めて、和歌山の海へ行ったのですが、よりによって、この冬初めての 本格的な寒波が訪れた日でした。 びゅうびゅう北風が吹き、数分と立っていられない寒さです。 それでも、風をさけながら、岩場に張り付くようにして、目的だったシオギクの写真を撮りました。 → 「季節の一ページ」2006年12月−シオギク 振り向くと、紺碧の海が、波しぶきも鮮やかに、広がっています。 よく見ると、なんと、釣人がいるではありませんか！（写真右下の岩場に注目！） 自然愛好家は、多分、常人では考えられないような、行動をしています。 こんな寒い日に、岩場に張り付いて花の写真を撮っている私も、はたから見れば変な人で、よくやるわ、 と思われるかもしれませんが、釣人には負けます。 釣人、特に海釣りをする人たちは、真夜中から海に出て、岩場でがんばっています。 こんな風の強い、寒い日に磯釣りなんて、ほとんど命がけですよ。 おかげで、おもしろい写真が撮れました。 加えて、新調したデジタル一眼のおかげか、波のひとつひとつがきちんと描写されていました。