高空 （たかぞら）

第8回豊楽会・作品1

収穫の終わった棚田に咲くヤクシソウ。 秋晴れの高空に、黄色い花が映える。

（2008/10/13 兵庫県・多可 K20D DA16-45mmF4 (31mm) f8 1/640 WBオート）

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撮影雑感： 第8回作品展も、前回から約1年後に開催されました。 今回は、参加メンバーが増えて、ひとり2作品となりました。 前回は、各自の作品をひとつのテーマでまとめましたが、やはり、自由に作品を作りたいと言う メンバーの声が強く、自由作品となりました。 テーマを決めて作品を作るのって、けっこう、大変なんですよね。 さて、まず、選んだのが、このヤクシソウです。 この年は、一年間、棚田オーナー制度に参加しました。棚田オーナーとは、各地で存続の危機に ある棚田を守るため、一定のお金を出して、棚田の田んぼ作りに参加する制度です。 月１回程度の田んぼの作業に参加し、収穫したお米は、もちろん、オーナーである参加者がもらえます。 実家が農家で、米作りもやっていたので、子供の頃は、手伝いをしていました。 ですので、米作りは、昔取った杵柄、と思ったのですが、月１回のちょっとした作業だけなのに、 筋肉痛になるは、稲刈りのときは腰を痛めるやら、農家の大変さを、改めて味わったしだいです。 でも、子供の頃は、いやいや手伝っていた田んぼの作業ですが、汗と泥まみれになって、体を動かして 仕事をするのは、悪くありません。 稲刈りが終わって、ほっとした時に撮ったのが、この、ヤクシソウです。 棚田の石垣に咲いていたのですが、秋の高い青空を背にして、とても気持ちよさそうでした。 いや、気持ちがよかったのは私の方で、それが、投影されて見えたのでしょう。