<2011年10月>（寒露）

ツルアリドオシ

ツルアリドオシ

杉林の下の、苔むした地面。何もないような場所だけれど、目を凝らすと、赤い、小さな実が、 ぽつぽつと点在していた。 ツルアリドオシの実だった。

（愛媛県那賀町　2010年10月10日 K-7 35mm F6.3 sRGB WB=オート）

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撮影雑記： とある植物を探して、杉林の下を探索したのですが、お目当ての植物は見つかりませんでした。 やや、気落ちして、苔むした地面を見ていると、赤い、小さな実があるのを見つけました。 ツルアリドオシの実です。 小さな、小さな、赤い実です。 赤い実で有名な植物に、マンリョウ（万両）、センリョウ（千両）があります。 どちらも、見事な、赤い実をつけます。 正式名ではないですが、ヒャクリョウ（百両）、ジュウリョウ（十両）と言うのもあります。 それぞれ、カラタチバナ、ヤブコウジです。 数字が小さくなってくるにつれて、実のつき方が貧弱になります。 さて、ここまで書けば、勘のいい方はお気づきでしょうが、そうです、ツルアリドオシが イチリョウ（一両）です。 たまには、こんな、ちいさな植物に目をやってみるのも、いいものです。