<2020年10月>（寒露）

キイジョウロウホトトギス

キイジョウロウホトトギス

切り立った崖の、川沿いの道を進む。 大きな岩のような斜面に、キイジョウロウホトトギスが、群れ咲いていた。 満開には少し早く、垂れ下がった茎の先の方から、数輪の花をほころばせ始めていた。

（和歌山県 2019年10月13日 KP z170mm F8 sRGB WB=オート）

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撮影雑記： 数年に一度、紀伊半島に咲くキイジョウロウホトトギスを見に行くのが楽しみです。 群生する大きな岩場に、崩落防止のフェンスが張られたり、洪水で群落ごと流されて しまったり、盗掘にあったり、いろいろありましたが、それでも、たくましく咲いて、 出迎えてくれます。 この年はそれほどの猛暑にならず、おかげで、みずみずしい葉で花を付けていました。 見事な群落です。 でも、ちょっと、早かった。見ごろになるのは、一週間後くらいだったでしょうか。 でも、咲き始めの花は、とてもきれいです。 ただ、完全に日陰なので、なかなか色がうまく出ず、なんか変な質感に写ってしまいます。 満開前の、切り立った崖の群落。 この先も、ずっと、咲いていて欲しいですね。