<2025年7月>（小暑）

タケニグサ（１）

タケニグサ（１）

暑い盛り、山道の道端で、元気な大柄な花が連なって咲いている。タケニグサの花だ。 花は地味だが、つぼみ→花→実と順々に咲く色の変化が美しく、どこか日本離れした全体の姿が、 独特の雰囲気を醸し出している。

（兵庫県丹波篠山市 2024年07月05日 KP z53mm F8 MPオート）

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撮影雑記： 篠山あたりの山道は、夏になると、あっちこっちで、タケニグサが花盛りになります。 タケニグサしかないなあって、いつも思いますが、それなら、いっそ、タケニグサに焦点を絞って、 撮ってみようと、この年、集中的に撮りに行きました。 今節気（小暑）と、来節気（大暑）の２回に分けて、アップします。 7月上旬は、まだ、少し早いだろうと思っていたのですが、この年（2024年）は、季節の花の進み具合が早く、 すでに、たくさん咲いていました。 咲き始めのタケニグサの半身。腰から上って感じです。 強い日差しが当たっているので、思い切りアンダーにしました。すると、後の暗い林が真っ暗になって、 まるで、黒バックに置いた標本のように、タケニグサの姿が浮かび上がって見えます。 下から、空を見上げて、撮った一枚。 上の写真と、別草のように、ちがって見えますね。 花のアップです。 ふわふわっとしているところが、ちょうど、咲いている花で、上の方は、まだ、つぼみ、下の方は、 実になりかけてます。 並んで咲いているタケニグサ。 屏風絵のように撮ったつもりですが、いかがでしょう？ 夏が似合うタケニグサ、まずは、前半、咲き始めの姿でした。 タケニグサは、竹似草、または、竹煮草と書きます。 竹似草は、文字通り、竹に似ている草。竹煮草は、竹と一緒に似ると、竹が柔らかくなるから、というところから。 私は、竹似草、と思います。