なごり花

ギャラリーMAG 公募展：うでだめし展（2024年3月）

秋から冬にかけての休耕田の朝は、被写体の宝庫です。 この日も、色とりどりの秋草が、しっとりと朝露に濡れていました。 山の端から、少しずつ、朝日が射してきます。 足もとのあぜ道を見やると、名残りの花を付けたキツネノマゴが、輝いていました。

（兵庫県宝塚市 2023年11月05日 KP z43mm f5.6 AWB）

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<= 招待作家展 (2023年12月)

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春の公募写真展 => (2024年4月)

撮影雑感： 秋から冬にかけての撮影の楽しみは、早朝の、朝露や霜に覆われた草花たちです。 陽が当たる前は、まだ眠っているような姿が、陽が射し始めると、がぜん、輝き出します。 問題は、ちょうど朝日が昇る方向に、適度に刈り残された道ばたや、休耕田があるかどうか。 まじめな農家の方が多いようで、ほとんどは、坊主頭のように刈られてるんですよね。 幸いこの年の秋は、2シーズン前にきれいな霜景色を撮った休耕田が、草刈りされずにいてくれました。 11月の頭に訪れたときは、朝露をまとったススキ、エノコログサ、セイタカアワダチソウが咲き乱れる 景色を、存分に撮ることができました。 （その様子はこちら → 芦屋写真展2024「秋草ダンシング」） ひとしきり撮って、ふと、足もとを見ると、朝露をまとったキツネノマゴが、朝日を浴びていました。 キツネノマゴの花は10月くらいがピークですが、まだ、僅かに花が残っています。 そんなキツネノマゴを逆光で捉えると、キラキラと輝いて、とてもきれいでした。 「なごり花」とタイトルを付け、うでだめし展に出展しました。