チトセカズラ
<2025年7月>（小暑） チトセカズラ

チトセカズラ
絡みついたつる草の枝先に、小さな黄色い花が幾つも咲いていた。
初めて目にする花、チトセカズラ。
思っていた以上に可愛らしい姿に、ひと目で好きになった。
（岡山県 2024年07月13日 KP z260mm F8 MPオート）
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撮影雑記：
ここ最近、主に西日本、特に、近畿や中国地方で見られる珍しい花の情報を収集して、探し歩いています。

いろいろ、初めて見る花に会いました。
ホンゴウソウ（兵庫）　　<2023年7月>（大暑）
ミズオトギリ（兵庫）　　<2023年7月>（処暑）
キチジョウソウ（大阪）　<2023年11月>（立冬）
イナモリソウ（兵庫）　　<2024年5月>（小満）
モロコシソウ（三重）　　<2024年6月>（夏至）
シロシャクジョウ（滋賀）<2024年9月>（白露）
オガタマノキ（和歌山）　<2025年2月>（立春）
サカキカズラ（兵庫）　　<2025年5月>（立夏）

そして、今回紹介するチトセカズラも、そんな花のひとつです。
中国と台湾にも分布しますが、日本では兵庫県と中国地方の一部だけという、不思議な分布をする植物です。

少ない情報を頼りに、兵庫県の自生地を探しましたが、見つからず。
岡山県まで足を延ばしました。



咲いていました！
想像していたより、かわいらしい花です。



全体的には、花のピークは過ぎていましたが、まだ、幾つか咲いてくれていました。



下から見上げた、花のアップ。
全くの他人の空似なのですが、上で初めて見る花でリストしたのモロコシソウの花と、よく似ています。
ちなみに、チトセカズラはリンドウ目マチン科（あまり馴染みのない科です）、モロコシソウはツツジ目サクラソウ科です。



終わりかけでしたが、けっこうたくさん咲いていました。もっと花が賑やかなところもあったのですが、 すっかり終わっていました。
花のピークのころ、もう一度、見に行かねばと思います。

西日本の珍しい花探し、今年も続けています。
すでに、４種類ほど出会うことができました。
来年の「花の二十四節気」に載せる予定ですので、乞うご期待！